あっという間に4月が終わってしまいそうです。
細かな仕事(でも大切)をこなしながら、5月下旬には住宅を一棟着工する予定なので
何となくソワソワしながら過ごす今日この頃。
前に頼まれていたHANATABAさんの母の日のポスターが完成したので、打合せついでに納品に伺った。
当初は日付を入れず、三年ぐらい使いまわしてもらおうと思っていたのですが、母の日は毎年日にちが固定ではないので
結局、毎年作る羽目に。
エラい事始めちゃったな...いつまで持つか。来年でネタ切れしそうな予感。
来年どころか、今年もコピーが浮かばずウンウン唸っていたので、冗談のつもりで作ったデータを送ったところ...
採用。
そういえばこういう悪ふざけ一歩手前が好きなオーナーだったのを失念していた。
送っておいてなんなんですが、これはちょっと...と言っても後の祭り。
制作してもらっている看板屋さんも「なんじゃこれ?」と思ったに違いない。
私が大丈夫か?
けっしてユーザーを煽っている訳ではありません。元ネタをご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、そっとして置いていただけるとありがたいです。
でも、つくづく「言葉」を扱うのは難しいと感じます。店舗のデザインについても同じですが、言葉はよりいっそう相手に与える印象がダイレクトな為、
扱いに注意が必要だと思い知らされる仕事でした。
こちらは「まじめ」に考えた結果です。
必然的に花を購入してくださる方に訴える言葉を考える事になるのですが、購入者が花が好きだとはかぎりませんので
「美しい花束」「母の日にピッタリの花」など、花(商品)そのものをプッシュしてもさほど意味が無いのでむしろ
「母の日に花を用意する必要性」のようなものを訴える必要があると考えています。
などとエラそうな事書いてると、来年またウンウン言ってしまうのでこの辺で。
余談ですが、打合せ最中に祭り囃子が聞こえてきたので通りに出ると、山車が出ていたのでつい撮ってしまいました。
せっかくなので上げておきます。
大田原市「屋台祭り」 見事な彫刻が施された山車。
このお祭りの見所は翌日のブッツケ(お囃子の競演)なのだそう。無念です。
こちらは方向転換中。山車の中心に油圧ジャッキで束を立てピボット方式で廻すようです。
こちらもすばらしい装飾が施されています。
仕事先で祭りなどに出くわすと得した気分なる。来年もこの日を狙って納品に来るとします。
本日の(超)まめ知識:大田原市のイメージキャラクター「与一くん」は「ゆるキャラ(R)グランプリ2011」で第4位の実力者。
古典の授業で「平家物語」の与一のくだりを朗読させられた思い出があなたにはありませんか?
私には、あります。
東京電力による電気料金値上げの問題が世間を騒がしている昨今。
店舗を経営する個人事業主の方々も、省エネについて検討する時期に来たと感じていると思います。
昨年中も、照明器具のLED化による消費電力削減についてのご相談などを何件か頂きました。
震災以降、電気消費量のピークカット推進の流れをうけて、
大手企業から省エネ対策が始まり、それに追従する格好で中小企業・個人事業主にまでに及び、
更に料金値上げの追い打ちをもっていよいよ本腰を入れなければならない状態です。
(自発的に省エネ設備にコストを割いた高圧契約の企業の方々はハラワタが煮えくり返っていると思いますが)
実際に大手コンビニチェーンが照明をLEDに総入れ替えするなど、我々にも解りやすい形で目にするようになりました。
大手チェーンや大企業などは消費電力削減も大きな目的の一つですが、企業イメージの向上という意味合いも
多分に含んでいますので、設備投資するタイミングが速かったように感じられます。
では個人事業主、特に一店舗で経営されている方々どうか。
特殊な機械などを持たない店舗(物販など)では、一番先に目がいくのが照明器具でしょう。一般家庭とは
比べ物にならないほどの量が付いていますので尚更です。
というわけで、今回はLED器具を取付けたお話。
先日、古くからのお客様であるウルトラキューブ様(理容店)から屋外用のスポットライトの交換のお話を頂いた。
実は、LEDの屋外用器具がまだ普及していない頃からあった話なのですが、オーナーと私で
「もうちょっと器具が安くなってからにしましょう、壊れた訳でもありませんし。」
などと談笑しながら、かなりの時間が経過しておりました。
しかし、ここ1・2年の間に価格競争が熱をおびて、みるみる器具の値段がお値打ち価格に。
現状の器具がハロゲン球を使用している為、年2回は電球交換を必要とし、小型ながらも65wという電気消費量もネックに
なっていたので思い切ってLED器具を提案致しました。
以前の写真を撮っていなかったので、ビフォーアフターとは行きませんが取付けた様子です。
小型の器具の割にはなかなかのものです。
器具も非常に薄くてコンパクトなので見た目もスッキリしました。
看板はかなり前に当社でデザイン・施工させていただいた物です。
何より煩わしい球交換が当面必要在りません。というか、LEDユニット一体型なので壊れるまで必要ありません。
LED照明はよく寿命が30,000時間〜40,000時間と言われますが、実際にこの寿命の内容はこんな感じです。
(社)日本照明器具工業会が制定した技術資料134「白色LED照明器具性能要求事項」の中で、
「一般用照明器具の光源として使用する場合のLED寿命は、全光束が初期全光束の70%、または光度が初期光度の70%に低下するまでの時間とする」と定義
上記を見る限りLEDおいて寿命というのは、球が切れるという事ではないようです。
運が良ければ(表現がおかしい?)、30,000時間を過ぎても点灯し続けますし、逆にLEDの樹脂部分の劣化が
何らかの理由により早まってしまった場合は30,000時間を迎える事無く点灯しなくなる場合もあるかも知れません。
いずれにしても、寿命が長いとはいえ高価な器具を大量に付けるとイニシャルコストを償却するのに時間がかかるため、
あまり意味がありませんので、詳しい人に相談するのがオススメです。
蛇足ですが、下に家庭用電気料金(低圧受電/規制部門)の値上げについての質問に対し、東京電力のアンサーを
貼っておきます。
※
「ご家庭など、低圧で電気をご契約いただいているお客さま(規制部門といいます)の値上げにつきましては、原価の見直しを踏まえ国に認可の申請をする必要があります。したがいまして、「総合特別事業計画」の策定や、「電気料金制度・運用の見直しに係る有識者会議」の議論を踏まえ、できるだけ早い時期に国に申請をさせていただきたいと考えております。」
どうやら文章を読む限り、あまり時間の猶予はなさそうです。