冬期休業のお知らせ。
お休みです。
NHFって略してたらHNFだった その1
間を置かずの更新に本人も驚きを隠せない。
更新ネタを時空の彼方に置き去りにし続けた当ブログにおいて、これは快挙と言わざるをえない。
さて、今回は千葉県鎌ケ谷市にある 日本ハムファイターズタウンの 鎌ヶ谷スタジアムにお邪魔してきました。
「鎌スタ」
通称「鎌スタ」。 言わずとしれた北海道 日本ハムファイターズのファーム球場である。
同施設には屋内練習場や選手寮が併設されており敷地面積もかなりのものだ。
今回の仕事はスタジアムの方ではなく、今まで球場内にあった事務所を同敷地内に新築移転させるというもの。
仕事の発端は一昨年の夏にもらった一本の電話だったと今にして思う。
いつもお世話になっている設計事務所の専務さんから、「スタンドの一部にプールを設置するので、イメージパースを作ってくれないか」という内容だった。
「野球場にプール?」
よく内容を伺うと、シーズン中の夏に期間限定で設置する子供用のプールだと言う事だった。
当時、制作したパース。いつもと違ってややイラスト調の加工である。雰囲気をデザインするパースなので
この手の物は描いていて結構楽しい。
この後いくらか変更を掛けながら完成に至った、という事だった。今年の夏も活躍するだろう。
その年の終わりが見えかけた頃合いに、専務から再び連絡を頂いた。
「今度は事務所なんですが、一緒にやりませんか」
「どうせ作るなら当たり前の事務所ではつまらない」という事になったんだろうと推測した。
エンターテイメントを生業とした会社であるから当然の流れではある。
そこにたまたま千葉界隈をフラフラしていた私に白羽の矢が飛んできた。
それから...(以下略)
事の顛末はこんな感じである。
では、自分で撮ったヘタな写真をペタペタ貼っていこうと思う。
「オフィス外観」
建物のカラーリングは結構な数を提案したように思う。壁の色一つでも企業イメージに影響するので、おろそかには出来ない。
ディレクターの方々と色々と精査しながら、ファームのメインカラーである黄緑と一軍のロゴにマッチするようにバランスを
とった。濃い緑の部分はパネル状にした人工芝を取付。付け替え可能で、サインボードなどにも変更できるようにしてあります。
「スタジアムとオフィスのエントランス」
「チャレンジ ウィズ ドリーム」 エントランスに掲げられたスローガンがお出迎え。
所信表明かあるいは決意表明か..いずれにしても文才の無い私に変わって考えていただいたファイターズの皆様に感謝です。
キャッチコピーとかには毎度苦労させられる...(言葉ってやっぱり難しい参照)
書体はファイターズオリジナルフォントを使用。
「屋上」
殺風景ではあるが、アルパカが飼えるぐらいの屋上がある。鎌ヶ谷市のこの辺りは割と雑木林が残っていて風景が良い。
さて今回はここまで。
次回は事務所の内装をご紹介します。
HANATABA is Back!
お世話になっております、皆々様。
ほぼ年2回の更新で、物議をまったくかもさない当ブログ。
巷では勝手にさくらが咲いております。が、当ブログに置きましては季節感0でお届けしております。
さて、今回も全くと言っていいほどライブ感の無い更新となります。御了承ください。
今回ご紹介しますのは栃木県大田原市にある生花店 HANATABA様です。
施工事例ではこざっぱりした写真ばかりでしたので、商品が並んだところなどを少々。
シップルな外観。 この時点では一体何を売る店なのか判別できません。
看板と割りグリ石を詰め込んだカゴでベンチを制作。
植物もちょろちょろ並んでそれっぽい感じになってきました。
ど真ん中でくつろいでいる人は・・空気読まなかった人です。気にせず次へ。
内側もこんな感じで石がライトに照らされて雰囲気あります。
そこに木製のパーゴラが、どーん。
内側は商品の陳列に使う模様。例えば、
夏などはこんな感じで涼しげです。
水やり用の水道もこんな感じです。苔むしてくれるといいのですが、それを許さない日当り具合。
さて、中はどんな感じでしょうか。
ウォークインキーパーに商品が入るとだいぶ賑やかな感じです。
こちらはお客さんにも中に入って直接花を見ていたもらえるようにしてあります。
中に入ると様々な切り花が並んでいます。室内は7°cから10°c前後でキープされています。
真夏はたまにこの中で涼んだりできそうでうらやましい。
逆に27°cで温室として使用する事も可能です。
レジ廻りはオーダー制作。ステンレス天板にひと工夫してあります。
アレンジメントを作る際に使うオアシスと呼ばれる硬いスポンジのような物を水に浸しておく四角いステンレス
の容器は飲食店で使うホテルパンを流用。
水を入れて、切り花を差しておく丸い筒状の部分は墓石などに埋込んで使うものを流用しています。
手前のスリット穴からはゴミを入れられるようになっています。フタを取れば大きいゴミもザッと入れられるように
しました。切り落とした茎や葉は結構な量になるみたいです。
わかる人にはその価値がわかる、エルフ用ハンギングレール。容器はもちろん水平になります。
金属とコンクリート素地の床はやはりよく似合う。床にクラック(ひび)が入ってくるのもまた良し。
仕上のモルタルには松煙を混ぜてやや黒くして、メッシュ(鉄筋)を入れずにひびが入るようにしてあります。
朝から施行して真夜中までかかったのは良い思ひ出。
奥の黒い壁は黒板塗料を塗ったもの。チョークで落書き可能です。
季節によって店内の様子が変わるので、また別の機会に気になった物があればアップします。
しかしながら今回は写真多めで文章少なめ。これなら年三回更新も夢じゃないな・・
さて、次回は去年の夏からつい最近まで通いつめた千葉の現場をご紹介する予定です。
では半年後にまたお会いしましょう。