おなじみの道頓堀の風景ですが久々に来たとはいえ、この看板の物量にはいつも圧倒されます。
店舗のデザインを起こす場合に看板計画も重要な要素ですが、ここ道頓堀においては重要どころではすまされないでしょう。
この御堂筋と堺筋を結ぶ繁華街に店舗を設計してくれと頼まれたら、店内はともかく外観は正直悩みます。
「うーん、素直に看板を効率よく歩行者の視覚野に入るように(思考)...いやいや、店の個性を大事にして(推敲)...
...お好み焼き食べたい(逃避)...」恐らく、これの無限ループで一週間は固いです。
けれどもシンプルに考えてみると、道頓堀を「道頓堀」たらしめているのは正にこの看板群であり、大きな意味で「道頓堀の看板」
なのだから、ド派手で目立つ看板をぶち上げるのが唯一の正解なのかもしれない。
そして妙かもしれないが、見ているうちにこの混沌とした佇まいも美しい物だと思えてしまったこの度の出張なのでした。
追記:写真中央付近に「セルフたこ焼き」なる看板がある。・・・セルフ?